さようなら、Honda

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そんなわけ(何)で、CR-Vを手放すことになりました。
CR-Vを選んだのは、2リッター、200万円程度で、大人4人がゆっくり乗れて、4人分の荷物を余裕で積み込める、という条件に当てはまったというのもあるのですが、何よりHondaが好きだったからです。実際に使ってみると、静かで広くて快適で、若干スポーティー。乗用車と本格SUV、それにミニバンのいいとこ取りのできる、バランスのよいクルマでした。

ただ、購入前には「夏はキャンプ、冬はスキー、友達や家族を乗せていろんなところに出かける」というアクティブな利用の仕方を想像していたのですが、実際はキャンプもスキーも年に1〜2回程度、平日はもちろんのこと、土日ですら乗らない日がある有様だし、多人数乗車は滅多になく、基本的には一人か二人でしか乗りません。また、普段運転するのは海や山ではなく、都内とか割と人の多い繁華街的なところが多く、そうなってくるとSUVはまったく必要じゃないんですね。最近りんちゃんと一緒に乗ることになりましたが、トイプードルなのでそんなにスペースいらないし。4年乗って29,000kmという少ない走行距離が、購入当初の想定とのギャップを物語っています。で、そういった自分たちの実際の使い方と照らし合わせてみると、CR-Vはちょっと大きすぎるんですね。広くて快適なボディは、裏を返せばそれだけ大きくて重いので、走る、曲がる、止まるの鈍重さ、狭いところでの運転のしにくさ(特に奥さんにとっては深刻)と燃費への悪影響といったデメリットも伴っています。常々、ちょっと大きすぎるからダウンサイジングを検討したいな、と思ってはいたのです。

そんな折、下取り(あるいは買い取り)価格を調べてみると、なんと購入価格の35%程度にまで下がっています。査定価格を見て、このまま持ち続けてしまうとどんどん値段が下がり、いざ買い替えようと思った時には値段がつかなくて手放すに手放せなくなるのでは、という恐怖が一気に押し寄せてきました。もともと新車で買ったのは、乗り換えるときに下取りに出して次のクルマをおトクに購入するため、ということを視野に入れていました。クルマそのものに大きな不具合がある訳でもないのに、購入から4年というタイミングでの売却を決めたのは、この「値段が下がって売るに売れない」という事態をなんとしても避けたい、というのが一番の理由です。

残念なのは、今のHondaに「これ欲しい!」と思えるクルマがないこと。また、購入したお店があまり親切にしてくれなかったことです。自他ともに認めるHondaファンが、Hondaに失望しながら離れてゆく。Hondaの将来が心配です。