ツタヤの携帯TONE(トーンモバイル)は、スマホ界の軽自動車か?

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二子玉川蔦屋家電でツタヤの携帯TONE(トーンモバイル)の実機を見てきました。
夜なのにスタバの席は8割がた埋まっていました。自分も独身だったら入り浸っていたかも。

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閑話休題。
こちらが噂のTONEです。TONEとはいわゆるひとつの格安スマホ。docomoの通信網を利用していて、月々のデータ通信量制限がないのが特徴(1日あたりの制限は確かあったはず)。料金プランは月額1,000円(消費税別、通話料別)の1種類。標準では050のIP電話が使えて、電話やリモート、対面でのサポートが付いているのも大きな特徴。090、080等の携帯番号や公衆無線LANへの接続は別料金のオプション。端末のOSはAndroid5.1でこれまた1種類のみ。もちろん格安ならではの制約もあって、例えば通信速度が遅いのが最大の特徴。LTE対応とはいえ500-600Kbpsと低速。また端末のスペックはそこそこで、画面は5.5インチサイズとはいえ解像度は低めとの噂。

なんでTONEに興味を示しているかというと、実家の母向けです。KDDIのメタルプラス電話が2016年6月末でサービス終了するので後継サービスへ乗り換えなければならないのですが、なんと後継サービスはインターネット不能。メタルプラス電話では月額900円で56kbpsのタイヤルアップが使えたんですが、このままでは実家のインターネット環境がなくなってしまうんですよね。家庭向けの固定インターネットサービスはどこも高額なのでできれば避けたい。なんとか月額1,000円程度でインターネットできる環境を維持できないか?と色々探していたところ

  • TONE
  • タブレット端末+格安SIM
だとその条件に当てはまりそうというところまで行き着きました。(さすがに端末代は別)

タブレット端末だとある程度画面が大きくてPCがわりに使えるし、mineoとかIIJ mioのミニマムプランだと月額900円程度。携帯番号は使えないけれど050が使えれば着信は受けられるし、iMessageなりLINEなりハングアウトなりSkypeなりをつかえば無料でテキストチャットや通話もできる。ただ片手で持って使えるわけではないので持ち運びには不便だし、通話するにはマイク付きのイヤホン必須っぽいので外で使うよりは自宅で使うのがメインであれば...という感じかな。

いわゆる携帯、スマートフォンとなると有力なのがTONE。画面は5.5インチでそこそこ大きいし、何より維持費が安い。ただ解像度の低い画面と実際の通信速度がどの程度なのか気になって悶々としていました。そんな折、二子玉川蔦屋家電で実機を触れるという情報をゲット。帰宅途中にぶらり途中下車の旅をキメてきました。

まず画面の解像度。あれ?そんなに気にならない。というか思ったより鮮明でキレイかも。動作もキビキビしてる。ええやん。Chromeでインターネット検索をしてWebサイトをいくつか閲覧。昔使っていたiPhone 3Gの時のような、画像がちょっとずつ出てくる感じで確かに遅いっちゃ遅い。ただ、全く使い物にならないということもなく、最新のLTEハイスピードを知らなければ特に気にならないレベル。そもそも今が56kbpsのダイヤルアップなので、それと比べたら10倍くらい速くなるのでむしろ快適かも。ええやん。TONEのあとに自分のiPhone 6を見たら画面ちっさ!思いましたもん。

というわけで短時間触っただけですが、TONEの感想は「悪くない」。実家の母にはむしろ最適かも。あれですね、ぼくの好きなクルマに例えると「軽自動車」ですね。ボディサイズやエンジンの排気量には制約があるものの、必要十分な広さで内外装の質感も特に不満なく、よく走るし燃費もいい。悪くない。そう思いました。TONEはスマホ界の軽自動車。そういうことにしておきましょう。

自分のiPhoneも2年縛りが終わったらmineoとかに挿し替えようかな...?