右足底軟部腫瘍切除(足裏のデキモノを手術で取り除いた)

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見知らぬ天井、的な

右足底軟部腫瘍切除のため、2泊3日で入院・手術してきました。入院も手術も初めてで、勝手が分からず大変でしたが今は退院して自宅にいます。縫ったばかりの足裏は、座ったり寝ている時には気になりませんが、立ち上がったり歩いたりすると痛いです。しかしこの痛みが去ったあとには腫瘍がなかった頃の生活を取り戻せると思うと、あと少し我慢できそうです。

2012年3月〜12月
2012年3月末くらいから、歩行時に右足裏に痛みを感じ始めました。その時にかかったお医者さんでは「足底筋膜炎」という診断だったので、足裏のストレッチとモーラステープという貼り薬を毎日、3月から10月までの7ヶ月ほど治療していました。ところが7ヶ月経っても治らないのでいい加減おかしいのではないかと思い、ようやく別のお医者さんへ行ったのが2012年10月。そちらでは初回に一目で「それ筋膜炎じゃないから、ストレッチは意味ないですよ」ですと!ほんまかいな!セカンドオピニオン!

患部は右足先の方でちょうど地面を蹴るあたりの柔らかい部分に、100円玉くらいの外周、横から見ても明らかに分かるくらいの腫れがありました。ずっと碁石を踏んづけているような痛みです。あらためて診てもらった結果、まずは患部の当たりを弱くするため「中足骨パッド」を使った対症療法を試みたものの、やはり痛みは軽くなりません。エックス線検査では異常が見つからなかったもののMRI検査では腫瘍の存在を確認できました。7ヶ月間腫瘍が大きくなっていない事から良性の可能性が高い。つまり何もしなくても命に別状はないという事で、この時点での選択肢はふたつでした。ひとつは、このまま放置すること。もうひとつは、外科手術で腫瘍を取り除く事です。ちなみに放置しても悪くはならないが良くもならない、という事です。
ここまで10ヶ月近く、毎日痛みをず〜っと我慢していました。もうこれ以上我慢したくなかったので、手術を希望しました。そのお医者さんでは手術の設備がないという事で、別の大学病院を紹介してもらったのが2012年12月初旬でした。大学病院では再度の問診と手術に向けた全身の検査などを経て、2013年1月24日に入院、25日手術、26日退院というスケジュールが組まれました。日帰り手術もできるそうなのですが、出血と痛みがあるのと、出血があると患部が見にくくなるというデメリットがあるらしいので、入院して下半身の局所麻酔を使った無痛の手術をしてもらう事にしました。手術のリスクは、腫瘍切除時に周辺の神経を傷つけてしまい、指先のしびれが残る可能性があるという事。ほかは麻酔に関するリスクがあると説明されました。

2013年1月24日
13時〜14時の間に入院手続きをという事で、午前中は自宅で仕事。12時35分頃に自宅を出発、13時過ぎに病院について入院手続き。諸々の説明を受けたら、ちょうど時間に空きがあるという事でいきなりシャワーを浴びさせられる。男性は月木土と手術前日が入浴日なのだそう。シャワーのあとはパジャマに着替え、仕事再開。手術当日と翌日はおそらく仕事どころではないと思ったので、木曜のうちにできるだけ進めておこうと必死。結果、なんとか切りのいいところまで作業を進める事ができました。仕事ですっかり疲れ果てたので晩ご飯をいただいたあとはすぐに就寝。翌朝の麻酔と手術に備えて0時以降は絶食、朝6時30分以降は絶飲です。

2013年1月25日
病院の朝は早い。6時起床です。手術は8時45分開始ということなので、起きてからはけっこう慌ただしかった。しかも前日のハードワークがたたって朝から頭痛・・・。ストレッチャーに乗せられた時点で頭痛と緊張感でちょっと気持ち悪くなる。でもそんなアピールも笑顔でかわされ、躊躇なくズンズン手術室へ向かうストレッチャー。さすがプロ看護師さん。容赦ありません。
さて手術室に入ったらまず麻酔です。あっという間に身ぐるみをはがされ、横向きに膝を抱える姿勢を保って脊髄くも膜下麻酔をたしなみます。背骨に注射する下半身の局所麻酔ですね。最初、若い麻酔医さんが刺したやつは脊髄の中の変なところに当たったみたいで、なぜか右足にしびれと激痛が!いったんやり直しで、次に刺したベテランの人のは一発でスムーズに進み、あっという間にぼくの下半身よさようなら〜的状態に。麻酔直後から上半身には異様な寒さが訪れ、体がガタガタ震えだしました。局所麻酔は「副交感神経をブロックするのでこうなる人もいる」らしいというベテラン麻酔医の解説もばっちり聞こえます。さっきの右足のしびれと激痛は、中で針が湾曲したんじゃない?的な反省会というか指導は、手術中には聞きたくなかったかも・・・。つか、ぼくで練習・・・したよね?
ストレッチャーから手術台に移動したあとは、激しい震えを押さえるために電気毛布をあてがわれたり、話しかけられたり押さえつけられてりしている間に手術は終了。あれ?いつ切ったり取り出したり縫ったりしたの?全く何も感じませんでした。局所麻酔恐るべしィィ!まさに無痛ゥゥ!10時15分くらいには病室へ帰ってきたので、麻酔+手術で小1時間といったところでしょうか。病室に戻ったあとも下半身は麻痺しっぱなしなので何もできず、初めての手術の緊張感やら頭痛やらでぐったりしていたぼくは断続的に眠りの中へ。ようやく目が覚めて下半身の感覚が戻りはじめたのは午後になってからでした。この日は妻が見舞いにきてくれたので飲み物を買ってきてもらったり少し話をしたりして夕方のひとときを過ごしました。手術当日は朝昼夜ご飯抜き、ベッドの上からは動けないという状態でしたが夕方には頭痛も落ち着いたので少し音楽を聴く、雑誌を読むなどして過ごし、3時間ごとに寝たり醒めたりを繰り返しながら朝を迎えました。そういえば、恐れていた尿道カテーテルは必要なかったのでほっとしました。結局この日は翌朝までずっと手術着+Tパンツでした。

2013年1月26日
朝は入院してから2回目の食事にありつけました。よかった!血液検査、ガーゼの取り替え、麻酔科医の問診などを済ませ、点滴も全て外れて昼前に清算、無事に退院しました。松葉杖なしで歩いて帰れという事だったのですが、立ち上がって歩こうとしたらめっちゃ痛いやないですか!寝てる時はごく弱い痛みだけだったのでこれなら大丈夫とか思っていたのが甘かった・・・。妻が車で迎えにきてくれたので助かりました。しかし来週からの仕事の予定はちょっと考え直さないとダメかも。少なくとも通勤時間帯の電車は無理、ゼッタイ。土日ゆっくりして多少でも痛みが和らいでくれるとよいのですが。

という訳で、足底筋膜炎〜ではない、ではない、ではないー!からのー足底軟部腫瘍との戦いおよび切除手術の顛末でした。最後に今回の教訓を。

  • 痛みを感じたら、すぐに医者へ行きましょう。
  • 治療をはじめて1ヶ月変化がなかったら、ほかの医者にかかりましょう。