ITC継続研修を受講してきたのですが、「クライアントを納得させるプレゼンテーションの技術」と題した講演(実習あり)が思いのほか面白かったので覚え書き。
プレゼンテーションとは?
- プレゼンは「説得」
- 「説明」しても意味がない
- 「説得」にはテクニックが必要
- 流暢じゃなくてもよい。たどたどしくてもよい
- 「適切なソリューションができるかどうか」が重要
適切なソリューションをするための「問題解決提案力」の源泉とは?
- 事前の情報収集。情報を集められるかどうか。ヒアリング力
- 人の話をよく聞く(トヨタ7つの習慣のひとつ目)
- プレゼンテーション=聞く力。話す力ではない
- 傾聴。全身を使って聞く
- 聞く事によって、問題を洗い出す
- 現状とあるべき姿のギャップを特定する
- 「問題は何ですか?」ではなく「目標は何ですか?」と聞くとよい
- たいがい目標は達成できていない
- ではなぜ?と聞いてゆく
- 「5なぜ」というものがあるが、あんまりしつこく聞きすぎると詰問になってしまう
プレゼン=説得=交渉である。交渉のポイントとは?
- 3つのポイント、3つの理由を提示する
- いくつか挙げる事で、納得しやすくなる
- 準備には5倍の時間をかける。1時間のプレゼンなら5時間くらい
- 序論、本論、結論
最後に「プロフェッショナル」の条件とは?
- プロは結果で答える
- プロは希望を与える
- プロはプロを選ぶ
- プロは感謝する心を持っている
説得するには適切なソリューションを提供できるかどうかという点、それができるかどうかは事前の情報収集(ヒアリング)にかかっているというロジックが今回の発見でした。プレゼン力=聞く力だというのは新鮮でした。今週末には別のプレゼンワークショップに参加するので、プレゼン基礎力を固めておきたいと思います。