クルマ売却体験記

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車買取店に売却しようとすると、毎回イヤな思いをさせられますね。
今回もマイカーの買い替えに伴い、下取り価格が低すぎて話にならないので買取店を探して現車を売却することに。いくつかの買取店に査定してもらったのですが...この業界おかしい独特ですね。

A社

M○TAで問い合わせ後、上位3社のうちの1社コールセンターから電話あり。現車の確認に営業を寄越しますね、ということで日程調整をしていたのですが、終盤に余計な一言が。
「この後も他社さんから電話があると思いますが、今後一切対応しないでください」
??
なにいってんだこいつ?誰とどんな対応をするか、どこに売るかはこちらが決めるのであって、あなたから指図される謂れはない。腹が立ったので、そこのアポはキャンセルしました。

B社

出張査定を依頼。なんかちょくちょくケチをつけられつつ一通り見てもらったあとの第一声が
「いくらでお考えですか?」
??
金額の提示がないといくらもなにもないんですけど。

こちらは金額の提示を待っているし、携帯端末で何やら送信していたので本部的なところからの金額の提示を待っているのかと思ったのですが...その後ものらりくらりと、腹を探るような奇妙な会話と異様な時間が経過。オークションの相場はこうだ、ネットの相場情報は過去のものであって我々は将来の相場をみている、など、安く買い叩こうという意図を強く感じて不快です。

早く金額の提示がされないかなーとガマンしながら待っていたのですがなかなか出てこない。会話が途切れたタイミングで「今って何待ちですか?」と聞いたら「え?何も待ってませんよ?」ときた。
??
バカにしてるのかしら?腹が立ったのでそこで会話終了、お引き取り願いました。お前以外に売る。

学び

どうも中古車業界はこういう商習慣みたいです。その後C社に売却を決めたのですが、そこでも実は基本的な会話の流れは似たようなものでした。強いて言うならC社さんは営業さんが比較的真っ当というか普通というか、丁寧だったことが決め手でしょうか。(表面だけかもしれないが)話を聞く、共感するなど基本的なことができていた印象。

希望金額の聞き方もスマートで、現車確認を待っている間にiPadを渡されアンケートに答えるのですが、そのプロセス中にさりげなく「いくらくらいでお考えですか」という入力項目がありました。黙ってこっそり入力する形なので、対面で「いくらほしい?」と聞かれるより伝えやすい印象でした。

売るのも仕入れるのも常に流動的、オートオークションの売買金額がひとつの目安だがタマ(=売買される車)のグレード・装備・走行距離や業者側の在庫状態などもピンキリ、同じ車でも数十万単位の幅があるので、満足の行く条件で売却するのは難しいですね。

売却側としてもっともよいのは、複数の業者さんを一か所に集め、同時に入札させて最高額を出したところにその場で決めるやりかた。ただ、これは即日その場で引き取ってもらってもよいくらいの前提で実施する必要があります。

次の車の納期が少し先になるなど時間をかけるなら

  • 金額が提示される前にいくらくらいを希望しているか聞かれるので、ここでは感情を込めずにありえない高額(100万とか500万とか新車価格くらいとか)を答えてはぐらかしておく
  • ここでうっかり「現実的な」金額を口にすると、もうそれ以上にはならない
  • ほかの買取店にも査定してもらっていることを伝え、引き渡し時期や代車有無など細かい条件の中で折り合うところに決める
といった手順が必要かなと思います(めんどくさい...)

買取(=仕入れ)がそんな状態なので、もし中古車を買うなら価格交渉は必須かなと思います。原価なんてあってないようなものなので。ハズレをつかまされないようにするのはかなり難易度高いですが、どうしても中古車を買いたいならよっぽど信頼できる販売店を見つけるか、個人的なツテを頼るのがポイントになりそうです。

というか新車購入+下取りが精神衛生上はもっともいいかな。下取りだと次の車の納車日まで現車を使えますし。