波乱のレース展開(オーストラリアGP)

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クラッシュやリタイヤが相次ぎ、4回もセーフティーカーが導入されるという波乱の展開の中、相変わらずのルノーの強さと、それとは対照的なHonda+バトンの勝負弱さが目立つレースでした。特にHondaにとってはポールポジションからスタートしたにもかかわらず徐々に順位を落とし、最終的にはエンジンが壊れて炎上してしまうという、近年まれに見る最低のレースだったのではないでしょうか。今年もHondaの優勝は不可能なのではないかと心配してしまいますが、ここからの巻き返しに期待したいところです。
スーパーアグリの佐藤琢磨は、序盤には本家Hondaのバリチェロを同一周回で後ろに従える、という会心のレースをやってのけ、終盤トラブルに見舞われたものの開幕から3戦連続完走と、自分の仕事をきっちりこなしました。ただ、SA05の戦闘力不足は明らかで、今のマシンではもはや完走以上の成績は望めないでしょう。
チームには、SA06の早期投入と、来年以降のマシン開発にリソースを投入できるように期待したいです。