PMI東京フォーラム2007に参加してきました

  • 投稿日:

PMI東京フォーラム2007に、土日の2日間参加してきました。特に2日目の午前中がおもしろかった!ということで、忘れないうちに考えたことをメモ。

経営層も現場スタッフも、目指しているのは実は同じ目標「よい仕事をして儲ける!」。よい仕事をするためにはゆとりが必要。

<プロジェクトチーム全体でゆとりを生み出すために>
→段取り八分→コミットメントベースのスケジューリング「約束を守る」
→掛け持ちを防ぐ→全員のスケジュールを共有
生まれたゆとり(バッファ、サバ)を次の仕事(自分自身の次のゆとり)/他の仕事(他の人との助け合い)に使う

上記を実現するための仕事のすすめ方
× 手のつけられるところからやりはじめる
× 進捗○%という報告
× 自分のタスクだけにバッファを確保

○ 「果たすべき約束」から遡ってやるべきことを特定する
○ あと○日で終わる(あと○日かかってしまう)という報告で先手を打つ
○ プロジェクトの最後の「親方バッファ」でみんなを守る

<個人個人でゆとりを生み出すために>
これは個人的に普段からやっていることです。
前倒し作業(個人的には、常に2日後の仕事をやるくらいがちょうどいいと考えています)
人に渡す仕事からやる
→そのためには優先順位付けが大事
→「約束を守る」ことを優先して順位をつけるとよい
自分の仕事は、「今やる」「すぐやる」「できるまでやる」。後に回すと、やるべき仕事がどんどんたまって「全部が最優先」という状態に陥る。タスクを重ねないことと、タスクを一度で終わらせる(遅延させない)ことが肝要。

自分としては、まず自部門に関しては部下全員のスケジュールを把握して「ゆとり」を作り出すこと、所属グループ全体としてはリスクマネジメントの手法を確立すること、変更管理の手法を確立すること、そして人材育成・教育(急務!)を実行せねばと思いました。プロジェクトを難しくするのも、それによって苦しむのも、苦しんでいる仲間を助けるのも、全部「人」。ためになる2日間でした!