自社、自部門の生産性向上と残業ゼロをどう両立させてゆくか、ヒントを求めて読了。
この方は考え方と行動が徹底的だな〜、と思いました。「問題は、すぐに手をつけない」「やることは、優先順位を付けない」など見出しは衝撃的ですが、おっしゃっている内容はこれまでの常識とは何ら矛盾しない、至極まっとうな内容です。考え方が本質的というか、問題解決の方法にしても、どれも納得のゆくものばかり。これをやるかやらないかの違いが、トリンプさんと他社の違いなのでしょう。
最近、いち部門長としての自分の役割に「マイルストーンチェック」というものを加えようと考えています。部門内の全プロジェクトのスケジュールを把握し、マイルストーンをずらさないような事前チェック機能を持たせようという狙いです。ディレクター側の事前準備を完璧にして、後工程である制作へのしわ寄せをなくし、制作プロセス全体を効率化しようという考えです。できる事から順番にやっていって、「だんだん残業を減らしてゆく」をぜひとも実現したいと思います。
吉越浩一郎 (著) 『「残業ゼロ」の仕事力』(日本能率協会マネジメントセンター、2007年)