アクセラの思い出

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今の愛車マツダのアクセラスポーツ23Sを成約したのは2006年6月。実際に乗り出したのは7月。それまでに4年乗っていたHonda CR-Vからダウンサイジングを意図しての乗り換えでした。アクセラは走る・曲がる・止まるといったクルマとしての基本性能が高く、CR-Vでは満たせなかった「クルマを運転する楽しみ」を思い出させてくれました。CR-Vのときは出かけるのが何となく億劫だったのですが、アクセラにしてからは休日にクルマで出かけることが増えました。この魅力は、今も色褪せることはありません。ちなみに犬のりんちゃんも、アクセラにしてからクルマで酔わなくなりました。

アクセラにしてから、父の死や娘の誕生といった大きな出来事を迎えましたが、その時もずっとこのクルマと一緒でした。深夜に京都へ何度も往復しましたし、父の最期を看取ったときもこのクルマで移動しました。産気づいた奥さんを運んだのもこのクルマだし、生まれた娘は生後1週間からこのクルマに一緒に乗っています。仕事でもいくつか大きな出来事がありましたし、アクセラは、自分の人生の大きな転機とともにあった、大変思い出深いクルマになりました。

それから4年経ちまして、わが家はまた一人家族が増えることになりました。犬も含めた家族の人数とチャイルドシート2脚、それにベビーカーなどの荷物を考えると、ちょっとアクセラだと収まりきらなくなってしまいます。そこで次はミニバンか?と、2010年6月とも噂されるプレマシーのフルモデルチェンジを本命視しつつ、現行プレマシーやフリード、ストリームなどを試乗をしてみました。走りもそこそこだというウワサの各社ミニバンですが、期待に反して乗れば乗るほどどうもおもしろくない。アクセラと比べると、どいつもこいつもクルマとしては全くダメなんです。ミニバンといえば3列シートやスライドドアがメリットになりますが別に欲しい機能でははないし、ミニバン系はどれも見た目がかっこ良くない。決定的だったのは、3列目を畳んだ荷室スペースがアクセラとそんなに変わらない、ということでした。これだと買い替える意味が全くない。本当はもっとたくさんのミニバンを試乗しようと思ったのですが、各社ミニバンも大きさや性能に大差はないのでこれ以上見てもしょうがないという気持ちになりました。

そして、運命のときがやってきたのです。つづく。