地震をきっかけにYahoo!Japanの魅力を再発見

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地震をきっかけに、Yahoo!Japanの魅力を再発見しました。東京電力の電力供給量が逼迫しており、計画停電が実施されているのは周知の通りです。需要が供給能力を上回った瞬間、予測不能の大規模停電が起こってしまうのでそれを事前に抑止しようという試みです。節電の取り組みの参考になるように、東京電力からは電力の使用状況グラフが提供されています。これを見て需給の状況がどのくらいなのかが把握できるようになりました。ところが提供されるグラフには一つ欠点があります。それは、その日のピーク時供給力の限界が分かりにくい(提供当初は欄外に文字情報として提供されていたもののグラフ内の記載がなかった)のです。

この情報をもとに分かりやすく加工して提供しているのがYahoo!Japanの電力供給状況に関する情報提供ページです。こちらはその日の供給能力を分母にして、利用状況をパーセンテージ+緑、黄、赤の信号カラーで表してくれます。全く同じ情報ですがこの見せ方は分かりやすいと思いました。おそらくですが、利用者はどのくらい電力を消費したか?が気になるのではなく、今現在、あとどのくらい余裕があるのか?を知りたいのだと思います。こうしたニーズを的確に分析し、素早く加工して情報提供ができるというのはさすがだと思います。またアクセス集中で閲覧しにくくなる自治体などのサイトのキャッシュサイトを立ち上げるということも行っています。この発想と実行スピードも見事だな、と思います。常に利用者に取って何が最前化を考え、サービスとして具現化する。こうした思想と実行力は、ぜひ見習いたいと思います。

ちなみにMac利用の方にとっては、サイフォンさんが作成されたTepcoMeter for Mac(非公式)が便利です。こちらは画面上部のメニューバーに常駐させるツールで、定期的に自動更新してくれます。これを使うと、ブラウザでYahooを常時表示させておく必要がなくなります。Growl通知が使えたり、ログイン項目に追加することができるので便利です。