DAHON K9X スティールグレーブラック ふだん使い・輪行用の折りたたみ小径車がやってきた

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ロードバイクは長距離を早く走るために特化した、フィットネス専用機といったところ。
クルマに例えると、ナンバー付きだけど運転席以外のシートと内装を取っ払ってロールケージを入れ、車高下げてサスもガチガチに固めたレース車両のような感じ。

めちゃくちゃ楽しいのですが、スタンドが無いしビンディングペダルとシューズへ変えたことからふだんの靴では乗れないので、ロードバイクしかないと近所へちょっと出かけるなどの時には不便です。
コンビニやスーパーには気軽に駐輪できないし、ロードバイク装備は出かける支度にも時間がかかる。

時間がかかるといえば、輪行もそう。
自分はクルマ輪行ですが、クルマのサイズ的にバイクを分解しないと入らないので前後輪を外して保護材セットしてまとめて包み、目的地に着いたら袋から出して組み立てて...というのがそれなりに時間がかかるし地味に面倒。

そこでセカンドバイクとしてスタンドがあってフラットペダル、車載や収納にも便利な折りたたみ小径車を探し、今回はDAHON K9Xを選びました。

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はじめはダイワサイクルやサイクルベースあさひで廉価なモデルを見て回ったのですが、現物の品揃えが少なくて試乗もできない。

ググっていたら、用賀にLORO SETAGAYAという折りたたみ小径車専門店があるというので行ってみることに。
お店にはBROMPTON、Birdy、Tern、DAHONなどたくさんの実車が置いてあり、試乗車も充実。
とても親切に相談に乗ってもらえたし何台も、何度も時間をかけてじっくり試乗させてもらえました。

クルマも自転車もそうですが、乗り物は試乗してみないとわかりませんね。
じっくり時間をかけた説明、質疑、試乗を経て、自分が今何を求めているのかが整理され、判断基準と優先順位を設定することができました。

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DAHON K9Xはいま全国的に在庫がなくてメーカー生産待ち、次回入荷は10月頃というところが多かったのですが、LORO SETAGAYAさんにはスティールグレーブラックの在庫が1台だけあるとのこと。

モノは通販の方が安いのですが、今回はすぐに買って乗って帰れるのでLORO SETAGAYAさんで購入することに決めました。

数十年前から密かに憧れていたダホン。
16インチ、9速、機械式ディスクブレーキ、重量約10kgのDAHON K9X。
走り出しの加速が鋭くて、ある程度スピードを維持した巡航も可能。
走っている感覚はクロスバイク、ハンドルの軽さやスピード感はロードバイクみたい。

納車されたその足でさっそく渋谷を走ってみたところ、車道だとスイスイ移動できて気持ちよかった。

収納サイズも小さくて、自宅ではロードバイクと壁の隙間にこっそりお邪魔する感じです。
折りたたむのも展開するのも慣れると早い。

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仏式バルブなので自宅の空気入れがそのまま使えるのですが、小径車はバルブが短いことからそのままだと使えない空気入れも多いそうです。やってみたらぎりぎりピッタリでなんとか使えました。あっぶね。

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少し使ってみたところいくつか気になる点があったので初期カスタマイズを実施しました。

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走行中に主に鍵、その他小物を入れておくスペースが欲しくて、最初ハンドルバーバッグを使ってみたのですがハンドル周りがゴチャつくし使い勝手が良くなかったのでサドルバッグを導入。

バイクプラスさんで物色したところBontrager Elite Seat Packが、見た目といい大きさと言いちょうどよい感じだったのですがお値段が6,500円...。ちょっと思いきれなくてサイクルベースあさひ、GIANTストアと巡ったところGIANT Shadow Seat Bagは見た目、容量、価格のバランスが良さそうだったので今回はこちらにしてみました。

折りたたみ収納時に干渉するのでリアの反射板は撤去し、KNOGのリアライトをクリップ留めしています(リアライトはロードバイクと共用します)。

折りたたみ収納時に合わせてベルトを調整しましたがなんとなく座りがよくないので、ベストポジションはもう少し探る必要がありそう。

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ハンドルを、GIANT ESCAPEで使っていたGIANT ERGO MAX PLUS LOCK-ON GRIPへ換装しました。
世田谷〜渋谷〜自宅と約30km標準装備のスポンジハンドルで走ったのですが、やはりある程度の距離だとエルゴノミックハンドル+バーエンドバーのほうが快適です。少し重くなりますが、ここは軽さを犠牲にしてでも走行時の快適性を重視します。

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初日にはリュックに飲み物を入れていたのですが、やっぱりボトルケージがある方が圧倒的に便利なのでトピーク モジュラーケージⅡのブラックを選択。これだと自転車用のボトルはもちろん、ペットボトルにも使えてよいかな、と。せっかくダボ穴があるので何かしらに使いたい、という気持ちもありました。

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いったん最低限の初期カスタマイズは完了。あとはタイヤを変えたら完成かな。

秋になったらクルマにK9Xを積んで、カメラを持って出かけよう!