Hondaの実力を見た(サンマリノGP)

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スーパーアグリは、SA06の登場まではもう何も期待できないでしょう。琢磨選手の連続完走が途切れたのが残念です。井出選手の事故はまずかったですね。あんな無理をしてしまうほど井出選手を取り巻く状況が厳しく、結果を出さなければならないというプレッシャーがあったんだろうな、とは思います。しかしあの事故でさらに状況を悪くしてしまったようです。2005年の琢磨選手のデジャブを見ているようですね。

その佐藤琢磨を放出してバリチェロを加入させたHondaワークスですが、去年から何も変わっていません。優勝争いどころか、トップのルノー51ポイントに対してわずか15ポイント(対ルノー比29%)しかポイントを取れていません。変わったことといえば、琢磨がバリチェロに入れ替わっただけ。100%Hondaのワークスチームとは言っても、実際は株式を取得しただけでチームの中身はBARのままですから、当然といえば当然かもしれません。バトンがこのまま今シーズン優勝なしで終わると、彼の評価が大きく下がってしまうのではないでしょうか。バリチェロも、いまのところ2005年の琢磨とあまり変わらない結果しか残せていません。Honda、バトン、バリチェロ、彼らを取り巻く状況もまた厳しいものになっています。