A PIT AUTOBACS SHINONOME(あぴっと 東雲)には「挑戦の途上」という印象を受けました

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A PIT AUTOBACS SHINONOME(あぴっと 東雲)

A PIT AUTOBACS SHINONOME(あぴっと 東雲)へ行ってきました。オートバックスなのにバス&徒歩です。ここはもともと「スーパーオートバックス東京ベイ東雲」だったのですが、ツタヤコラボでT-SITEっぽくリニューアルしたそうです。ツタヤコラボということで、今はなき湘南T-SITEにあった「カーライフラボ」の雰囲気を期待してしまいます。

3時間ほど滞在した感想は「思ったよりもオートバックス」。TSUTAYA色は期待したよりも弱めで、事前の予想よりはミックス感が薄く、商品ラインアップのバリエーションやそこから得られるインスピレーションの広がりをイマイチ感じにくい印象でした。既存の「スーパーオートバックス」がけっこう頑張っているだけに、A PITとスーパーオートバックスとの差別化が今ひとつわかりにくい印象を受けました。

このあたりの印象は、私が二子玉川蔦屋家電、湘南T-SITEを先に体験しているのが原因かな、とは思います。ガチTSUTAYAを体験する前なら、十分にTSUTAYAコラボ感を味わうことができそう。オートバックスとしては、レーシングスーツやグローブ、シューズ、ヘルメット、ストラットタワーバーなどの現物が複数展示してあるなど、普段なかなか実物を並べて見る機会がないグッズを豊富に在庫してあるし、レーシングシミュレータもあるなどレースの世界の入り口が開けているのは魅力的でした。もっとたくさん実車の展示があったりするとクルマそのものの魅力にも触れることができそうですが、スペース的には難しそうですかね。

カー用品ショップとしては圧倒的な魅力を放ちつつ、周辺コンテンツとの掛け算という点ではまだまだ「物理的に同じ店舗スペース内に並べて置いてみました」にとどまりがちな印象。工夫や改良の余地があるかな、と感じました。まだまだ「提案」を感じにくかったかな。

スタバ併設のブック&カフェという視点でいくと、スタバの席が少ない印象、そして本が少ない印象を受けました。ただWi-Fiが高速、お昼時でも空いてて座れるのはよかった。そして本がマニアックでよかった。

あとは個人的な好みもあると思いますが、内装をもうちょっとウッディーな雰囲気に寄せるか、もしくは逆にさらにコンクリート打ちっぱなしの「ガレージ感」を強めるか、もっと極端に特徴を出しても良いかな、と思いました。どっちつかずの印象で惜しい。

クルマ業界は今MaaS、電動化、シェアリングエコノミー、少子高齢化といった大きな転換期の真っ最中。なかなかこれといった方向性を見出すのは難しいと思いますし、さらに用品やメンテナンスとなるとほんとうに舵取りが難しいのだと思います。そんな中でこのコラボ業態はチャレンジの方向性としては注目したいし応援もしたいと思います。現時点ではまだまだ売り手視点の「カー用品を売りたい」といった意思を感じますが、この先クルマを軸とした「生活」「文化」の提案ができるまでに進化してほしいと思います。