筑波山〜親子登山始まりの地〜

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思えばちょうど1年前。2018年2月12日に息子と二人で親子登山デビューをしたのは筑波山でした。あれから1年。再びこの地へ戻ってきた2人。今回はなんと、期せずして雪山を登ることになったのでした。

去年と同じつつじヶ丘駐車場から7時に登り始める計画で4:30起床、5:15くらいに自宅を出発しました。途中の守谷SAで休憩したら寒い!明るくなり始めてから気づいたのですが、高速道路上も中央分離帯や路肩には真っ白な雪が残っていました。下道へ降りたらそこらじゅうで路面が凍結していて、ABS作動しまくり、アンダーステア出まくり、信号の停止線手前で止まりきれないこともあるくらいツルッツルでした。ただ慎重に運転する分には問題なかったのでドライブ自体は順調。だいぶ筑波山へ近づいてきた表筑波スカイラインを登り始めると、坂の途中で目の前を斜めに塞ぐ形で、後輪にチェーンを巻いたJAFの救援車が動けなくなっています。聞けば「さらに上の方での事故の救援に向かう途中で自分たちが動けなくなってしまった。道幅が広くて転回できるうちに引き返したほうがいい」ということだったので、アドバイスを受け入れてここで引き返すことに。

いったん下に降りたものの、このあとの予定まで半日あるし何より1周年の記念登山をこのまま諦めるのは嫌だったので、グルっと回って筑波山神社側からつつじヶ丘駐車場を目指すことに。こちらのルートはゴール直前の数百メートルくらいが凍っていて滑りましたが問題なく駐車場へたどり着くことができました。

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うちの息子さんはモンベルのザック、モンベルのソフトシェル、モンベルのパンツ、モンベルの登山靴、モンベルのニット帽。おまけにベースレイヤー(下着)もシャツ、タイツともにモンベル、もちろん登山用の靴下もモンベルと、もはやモンベルのモデルさんです。お仕事お待ちしていますw

さて歩き始める前にトイレへ行こうと思ったら近い方のトイレの入口には「閉鎖中」の張り紙(もっと手前に書いておいてほしかった...)、逆側のトイレは凍っていて水が流れない!という事態になっていて、出発までにトイレを探してウロウロ時間を費やした割にはスッキリしきれないまま、時間がもったいないので歩き始めることに。計画から1時間遅れて8時過ぎにようやく歩き始めたら、これは本格的な雪山ですよ、奥さん。

雪山ははじめででしたが、景色は美しいし空気は澄んでいて、体は熱いけれど肌に触れる風は冷たいという、露天風呂のような快感でした。

登るにつれて雪が深く傾斜がきつくなってきたので、途中弁慶茶屋跡からはチェーンスパイクを投入。これは万一に備えてザックに常備していたものの初めて使ったのですが、めちゃくちゃグリップしますね。全然滑らないので歩くペースが無雪期と全く変わらないくらいでした。特に下りで効果を発揮してくれた気がします。これはみんなも常備しておいたほうがよいですよ!

そして女体山頂へ無事登頂!今回も快晴で景色がよく、遠く富士山まで見通すことができました。気持ちよかった〜!

男体山も目指す計画だったので御幸ヶ原までゆきましたが、雪のせいか計画よりもちょっと時間がかかっていたのと体力の消耗も予定以上のようだったので、計画を変更してここで引き返すことに。

休憩時にはおなじみ「蜂蜜をたっぷり入れた熱い紅茶」で温まりました。

復路はだいぶ雪が溶けてどろどろになっていたり滑る路面に苦労しながらも無事下山。往復ともに約2時間の工程でした。
はじめての時は下りはロープウェイを使いましたが、今回は往復ともに歩き通せました。子供の成長を感じます。

同じ山でも景色やタイミング、自分自身の経験や体調などで全く違う印象を与えてくれます。自然は奥深いですね。これからもマイペースでソロや親子のアクティビティを楽しんでゆきたいと思います。