「F1」と一致するもの

2020年を振り返る

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2020年は後に語り継がれるであろう大きな災厄の年になりました。未知のウイルスとの戦いは、まだまだ先が見えない状況が続いています。感染しにくい・感染を広げにくい過ごし方も明らかになっているので、自衛できるところは自衛しつつ、慎重に暮らしてゆきたいと思います。個人的にはテレワークが成り立つ職業や場所、文化の中で暮らせていることはとても幸運で、幸せなことだと思います。

おうち時間・テレワーク

コロナ禍による在宅テレワークの影響で、自宅がいろいろと充実しました。緊急事態宣言などもありこれまでになく長時間自宅で過ごすことになったのですが、そのおかげでこれまでなら気にならなかったところが気になったり、より快適に過ごしたいという欲求が高まる、家への愛着が増すといったことがあったのだと思います。

年末にははじめて自発的に「細かいところまで大掃除しよう」という気にもなりました。これまでならたまの連休は用事・作業ではなくレジャーに使いたいという気持ちが強かったように思います。しかし通勤に費やしていた時間を日々の掃除や片づけに使えるようになったために休日にそれを溜め込むことがなくなり、そのため休日をフルに休日らしく過ごせる余裕が生まるといった好循環が生まれたように思います。コロナ禍は不測の事態ではありましたが、こうした点はあえてポジティブな側面として記録しておきたいと思います。

子供の旅の予定や修学旅行が中止になるなどCOVID-19に振り回されまくった1年でしたが、そんな中でも子どもたちと数回旅に出られたのはラッキーでした。マイカーがあってよかったというか。来年はどうでしょう、また様子を見ながら出かけられるといいな。

モータースポーツ

2020年はF1開幕戦の「2時間前ドタキャン」に始まり、各シリーズ夏までシーズンが開幕しない、しかし12月までかけてなんとかシリーズを成立させるという形で、このスポーツを支えるたくさんの関係者やファンたちの大きな意思・力を感じたように思います。個人的には応援している佐藤琢磨選手2度めの偉業が最も大きな話題でした。残念なニュースはHondaのF1撤退。ようやく年間チャンピオン争いができそうな雰囲気が高まってきたタイミングでまた撤退とは...。前回の撤退→ブラウンGPワールドチャンピオンの経験がまったく生かされていない。2021年からのF1昇格を決めた角田選手には、Honda F1の歴史をつなぐ何かしらの奇跡を期待したいと思います!

これ以外には子供の影響でTWICE, NiziU, 米津玄師さんやLiSAさんの音楽を楽しむ、鬼滅の刃に触れるなど流行のエンタメもそれなりに楽しむことができました。

さて2021年はどうしましょうかね。いま仕事についてはものすごく前向きで心身ともに充実してきているので、仕事に全力投球して結果を出したいと思います。もちろん趣味でありライフワークでもある「キャンプと登山とモータースポーツ」も続けて楽しみます。

あの有名な和歌山のアウトドアショップ「Orange」さん、一回行ってみたいと思っていたんです。そうしたらFacebookでこんな告知が!

小1時間くらいで行けるやないですか!何という幸運!

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はいきたー。うっわなにこれ、めっちゃ興奮する...スタッフさんに確認したらOKだったので写真撮らせてもらいました。

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しれっと中嶋一貴選手のサイン入りレーシングスーツが展示されていました。一貴選手といえばル・マン24時間レース3連覇、そして世界耐久選手権のワールドチャンピオンですよ。

「キャンプと登山とモータースポーツ」が好きなぼくとしてはたいへん楽しめるスポットでした。もうちょっと自宅から近かったらな!

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JRPA写真展「COMPETITION」へ行ってきました。会期が短かったので、急遽平日仕事帰りに立ち寄り。F1、GT、ラリー、2輪など様々なカテゴリーのレース写真をたくさん見ることができました。

品川の熱田さん写真展はF1を長い時間かけて味わうものでしたが、こちらは幅の広さというのでしょうか、各カテゴリーそれぞれの瞬間を切り取ったものでした。昔はマシンばっかり見ていたので気づきませんでしたが、やはり人の姿に胸を打たれますね。あと、写真展は大判の大迫力を楽しめるのもよいと思いました。

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写真展「熱田護写真展:500GP フォーミュラ1の記憶」へ行ってきました。一番大きなもので高さ3.7mという大判の美しい写真は、言葉が出てくる前にダイレクトに胸に何かを訴えてきます。その世界の当事者たちの声、思い、覚悟のようなものでしょうか。

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F1といえばかっこいいマシンとヘルメット、レーシングスーツ、表彰式やシャンパンファイト、巨額の金銭といったどこか自分からは遠い世界のイメージがまっさきに浮かびます。しかしこの写真展を見るとレーサーはもちろんその家族やチームといった「人間」の姿をくっきり感じました。

テレビの中で起こっている異世界の出来事ではなくて、いまこの空の下、この大地の上で、生きている時間のすべてを掛けて挑戦している人達がいる。レーシングカーを作る人、マシンに深く身を沈めて乗り込むレーサー、その他関わる人の数々。モータースポーツは「自動車を使ったスポーツ」だという事実を思い出しました。人間の営み、生活、人生そのものなんですね。

キヤノンギャラリーにて2019年12月19日(木)~2020年2月8日(土)開催。開館時間は10:00-17:30、日曜・祝日休館です。

2019年を振り返る

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「2019年は個人としての可能性を探り続け、具体的に形にしてゆきたい」
1年経って、形になったりならなかったり。ひとつ言えることは、行動してよかったということです。
2020年も自分自身を常にアップデートし続けて、心身ともにバランスが取れつつ力の満ちている状態を目指したいと思います。

1月〜3月

キャンプしたり山へ行ったりしながら1年がスタート。会社での仕事だけではない個人活動の幅を広げようと模索していたのもこのころでした。
この時期強烈に印象に残っているのは、下の子が自分ひとりで京都の実家へ行くと言い出したことです。友達の影響だそうなのですが、本当にやるのか確認したときの「できるよもう赤ちゃんじゃない」という返信を見て、ずいぶん逞しく育ったものだと感心しました。

4月〜6月

陣馬山〜高尾山の縦走、蓼科山登頂、Honda F1 13年ぶりの優勝など、大きな達成感や喜びを感じられる出来事が多かった期間だったように思います。

7月〜9月

夏場は自分の気持ちを確認したり、少し立ち止まってリフレッシュする期間が取れました。子供と登った大山での雲海、port Fさんイベントの「中の人」体験、マツ耐での初優勝、新しい職場での業務をスタートするなど、ステップアップのタイミングだったのかなと思います。

10月〜12月

新しい職場での新しい仕事は、ひさしぶりに「仕事が楽しい」という感覚を取り戻せるものでした。ずっと忘れていたこの感じ。

昨年参加した各種コミュニティーのうち「.HYAKKEIアンバサダー」「未来の車を考えるコミュニティー」については、いまのところこちらから貢献できる話題や経験、スキルが見えないので少し足が遠のいています。これらについても付かず離れずで引き続き参加し続けたいと思います。個人事業や業務委託についてもできる範囲で経験を積むことができました。こちらも行動し続けて、今後の人生に生かしていきたいと思います。

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2019年、F1世界選手権ではHouda PUがようやく結果を出せるようになり、優勝の喜びを分かち合うことができました。インディカーでは佐藤琢磨選手がレース中の事故の責任を問われて絶体絶命の危機を経験しながらもシーズン2勝、またインディでの全タイプのコースで優勝という有能っぷりを発揮してくれました。いちファンとして、また同世代としてこれからも応援したいと思います。

自分が参加する方では、「マツダファン・エンデュランス(マツ耐)」参戦3年目にしてようやくクラス優勝を達成できました!これはうれしかった。細かいところを省略すると「富士スピードウェイ国際レーシングコースで開催された耐久レースに出場して優勝した」これは紛れもない事実!履歴書に書こうw 実際、参加に向けたクルマの事前準備や運転の練習、イベントへの申し込みから宿の手配といった段取り、前日当日のもろもろなど時間もお金も気も使っているので、いざ「優勝」という具体的な形になってみると想像を遥かに上回る喜びを感じることができました。

もうひとつ、今年はモータースポーツメディア・コミュニティのport Fさんのイベントへ参加したりちょっと運営っぽいことをやらせてもらうことができました。「モータースポーツを見る人・やる人を増やす」というport Fさんのミッションは自分自身のやりたいことと重なるので、この先もずっと携わってゆきたいと思います。

「Engine11, Position5」
2020年はどんな思い出を作ることができるでしょうか。

2019 F1日本GP

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2019年のF1日本GPは、猛烈な勢いで多くの災害をもたらした台風19号の影響を受けて土曜のイベントは全てキャンセル、日曜午前に予選〜午後に決勝レースが行われるという変則スケジュールで開催されました。台風の影響で予選・決勝が日曜1日で行われたのは、自分が見に行った2004年以来でしょうか。今年はお友達のうちで一緒にテレビ観戦させてもらいました。リアルタイムで違う視点の人たちが話しながら観戦するというのは楽しいものですね。

レースウィークは金曜フリー走行1回目の山本尚貴選手の力走、予選では突風の吹く難コンディションのなかセブ・ベッテル選手がコースレコードでPP獲得、決勝では久々ボッタス選手の優勝やセブ・ベッテル選手とルイス・ハミルトン選手のレース終盤のバトルはさすがの攻防で楽しめました。

Hondaは地元鈴鹿ということで期待したものの、だいたいいつも「鈴鹿スペシャル」は不発に終わるのでまあこんなものかと。マックス・フェルスタッペン選手の1周目のアクシデントがなかったらもう少し違う展開だったかもしれませんね。それでも屈辱の「GP2 Engine!」からしたらよくここまで来たなと。尊敬します。とはいえですね、そろそろ「どのサーキットでも圧倒的に強いHonda」を見せてくれてもいいんですよ。待ってますよ。

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「モータースポーツを見る人、やる人を増やす」メディアでありコミュニティである「port F」さん主催のトークイベント「Live Talk! port F Vol.2」。今回は運営側「port F Lab.」の一員として、当日会場でのアレコレをお手伝いさせてもらいました。

Live Talk!は現役のF1エンジニアさんのトークを聞くことのできる希少で貴重なイベントです。

早めに集合して会場のレイアウトチェンジ、開場後の受付、イベント中の細々した動き、そして撤収といった、当日現地で人手が必要な部分をお手伝いしました。イベントそのものの企画はもちろん、スタッフTシャツやプレゼントの準備などはすべて主催のミヤケさんを始めとしたport Fの中枢メンバーさんのみで進められていたようです。本業のかたわらここまでのイベントを作り出せる。その情熱には頭が下がりっぱなしです。

トーク内容は完全非公開。写真や映像の撮影禁止、ツイート禁止というルールの上に成り立つ濃密なトーク。参加者はF1を中心としたモータースポーツファンたちなのですが、みんなものすごく真面目できちんとした方々ですね。会場入りがやたら早くて開演時間よりあとに来た人はほぼゼロ。受付は静かに列を作って待つ。席が前列中央から埋まってゆく。イベント中の非公開ルールは全員自主的に厳守、途中退出ほぼゼロ。モタスポファンの良いところ、人間のポジティブな面だけを凝縮して見せてもらった感じでした。

性別も年齢も関係なく、それぞれの趣味や興味に応じて自分なりに楽しめるエンタテインメント。それがモータースポーツの魅力なんだな、と思いました。

モータースポーツというと「うるさい」「危険」「カネがかかる」といったネガティブな側面があるのは事実です。どうしても道具や場所が必要なので「やる」のは敷居が上がります。それでもeスポーツの登場によって風向きが変わりつつあります。実車においても原動機はハイブリッドや電気モーターの時代になり、音は小さく、燃料消費量はどんどん少なくなっています。

かっこいいモンスターマシンに人が乗り込んで操り、ライバルと戦う。それを支えるエンジニア、メカニックやレースチーム。みんな競技で一番になるためだけに心と体を鍛え、技術を磨き、人生を捧げる。友情、努力、勝利。平和の象徴であり、人間の魅力がそこに詰まっているように思います。

そんな気持ちにさせてくれたイベント「Live Talk! port F」。この大切な場所を、これからも守り育ててゆきたいと思います。

余談その1
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イベント限定色のモノクロステッカーを自分のヘルメットに貼りました。かっこいい。通常色だとちょっとなじまないかなと思っていたので、モノクロを作ってくれたことに感謝!

余談その2
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当初予定にはなかったみかっちゃん(笠原美香さん)の飛び入り参加がありまして、撤収完了後にお土産をもらいました。誰にも言ってないけどミュラ子時代からのみかっちゃんファンなのでめっちゃ嬉しい。家宝にします。ありがたやありがたや。

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「エンジン11、ポジション5」
Honda製パワーユニット「Honda RA619H」を搭載した、Aston Martin Red Bull Racing (アストンマーティン・レッドブル・レーシング)の2019年型マシン「RB15」が、マックス・フェルスタッペン選手のドライブでオーストリアGPにおいて優勝を果たしました。過給器付き内燃機関と電気モーター、熱・回転エネルギー回生システムなどを組み合わせた複雑なPU(パワー・ユニット)時代になってからはじめての1位です。

ほんっと悔しかったよ、アイツら!あとアイツ!
だがしかし、ついに掴んだこの勝利。

ようやく手にした1勝目。そう、この勝利は、はじめの一歩をやっと踏み出すことができたということです。何回か優勝するだけで満足するわけがない。年間チャンピオンを獲るために参戦してるんです。欲しいのは、ワールドチャンピオン。だからそのはじめの1歩、おめでとう。

2019年3月の第2回に続き、第3回も行ってきました!前回はF1開幕直前のRed Bull Showrun Tokyoの日だったなあ。懐かしい。
今回は東京・名古屋の2箇所で開催ということでしたが私は東京会場へ。会場は前回よりも広くて、快適でした。なんでしょう、あの空間は落ち着くというか興奮するというか。F1やモータースポーツという共通言語がありつつ、観戦スタイルや関わり方にはそれぞれ個性があって、どの人の話を聞いても楽しい。あ、あとみんな自己紹介が長いw ここで日頃話せない鬱憤を晴らしちゃうんですかね。
あとはだいたいみんなF1を見るために鈴鹿へ行く前提で「どこで観戦する?」という話題だったのが印象的でした。「え?現地へは行きませんよ?」とは言えない雰囲気。言いますけどね。
前の日記を見たら「次は2次会へ行く!」とか書いてあったわりに、今回も翌日に用事があったので1次会で帰りました。次回は...2次会行けるかな?